風音編 第3弾!!!
少年陰陽師 第6巻
(2024/12/15 00:31:56時点 楽天市場調べ-詳細)
時は平安。神代の昔に閉ざされた黄泉の扉を、開こうと画策する者がいる。宗主と名のる謎の人物と、配下の女術師・風音。「我は天の帝を破壊し、地の帝を弑逆すーーー!!」
そのために彼らの欲するのは、神の血を持つ生贄。北辰が翳り瘴気が吹き荒れるなか、半人前陰陽師・昌浩は都を救うため十二神将らと奔走するが……。昌浩に現れた”失せものの相”は一体何を意味するのか。少年陰陽師”風音編”衝撃の展開へ!!bookより
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時は平安。藤壺の女御の中宮立后が近づくなか、安倍晴明の末の孫・昌浩は、相棒の物の怪とともに陰陽師として修行に励んでいた。一方、都では、神代の昔に閉ざされた黄泉の扉を開き、帝の血に連なるすべての者を死の虜にせんと画策する者がいた。そのため彼らが欲するのは、神の血をもつ生贄で!?北辰が翳り、黄泉の瘴気が吹き荒れるなか、昌浩は都を襲う闇を討つ。大人気の見習い陰陽師物語、第6弾、衝撃の展開へ。
bookより
『黄泉に誘う風を追え』感想
おもしろさ
衝撃の展開 (ノД`)
晴明が青年期の頃から画策していると思われる「智鋪の宮司」
それが昌浩の代になっても続いていた
少年陰陽師の最新刊あたりでも出てくるので、読み返してみたら本当に出ていて、、、、「こんな早い段階から結城先生は画策していたのか?!」と思ってしまいました
いつか読んでいて役に立つかも?
キーワードになるかも?
(今の時点では分かりません!すみません!土下座!!)
3巻までに気になったところです
- 今まで見たことのない類の、でも元からこの国にいる妖(大土蜘蛛)の出現。異邦の妖を狩っている
- 巨大百足が西の方から現れる
異邦の妖のせいで、恐るべき『 闇 』が胎動。
「闇が覚醒する前に異邦の妖(=窮奇)を殲滅しなくてはならない」と教えてくれた?
- 彰子と蛍を見に行く約束をする
4巻で気になったところです
- 風音の目的
- 晴明は風音に似た面差しの人を知っている
- 『将軍塚が鳴動した』:国の大事が起こるとき、塚が鳴動すると言われてる
- 大百足の言葉
『胎動が強まった』
『時は少ない。阻まねばならぬ』
『日の沈む地。闇より深い根の国。目覚めさせてはならぬのだーーー』
5巻で気になったところです
- 風音の話していた鴉の声の主は、晴明の死んだ友・榎岦斎のものだった
- 風音の目的は、宗主と呼ばれる者の目的?
- 風音に似た面差しの彼女は、行方知れず
『黄泉の誘う風を追え』ネタバレあらすじ
道反の守護妖
大蜘蛛、大百足の正体は、都の西方、出雲の方にある道返を守護する妖でした
彼らは高龗神との旧知の中で、高龗神のことを「闇淤の神」と呼んでました
大百足は昌浩に
異邦の妖のせいで、恐るべき『 闇 』が胎動。
「闇が覚醒する前に異邦の妖(=窮奇)を殲滅しなくてはならない」
と教えてくれました。
この胎動の激しさを高淤の神も感じてました
「胎動の激しさ」=「黄泉の扉が開こうとしている」こと
「黄泉の扉を開こうと画策している者」
黄泉の扉を開こうとしているのは、今回だけでなく50年前もありました。それの助力に青年期の晴明が駆り出されたことがありました
その50年前に、黄泉の扉を守る巫女が消え、現在まで守護妖だけで封印を守ってました
でもそれも限界に近く、再び晴明に助力を求めに来たのです
章子
彰子は物の怪のもっくんに教えてもらうまで、異母姉妹の章子の境遇を知りませんでした
章子は入内しなかったら、後ろ盾なく、今後が心配されてました。
章子の母は何年か前に他界していて、身分も高くなく身寄りもありませんでした
だから、章子の入内は不幸中の幸いだった話でした
神の血
宗主の「黄泉の扉を開く」野望は、風音の願いも含まれてました
「黄泉の扉を開く」には生贄が必要でした
強靭な封印を破るためには神の血を持つ生贄が必要でした
宗主は『幼子の無垢な魂』=『脩子』を推しますが、風音は、十二神将・騰蛇を推します
夢 と 失せものの相
昌浩は夢を見ます
夢
もっくんが闇の奥へ向かっている
走っても距離が縮まらない遠くへ行ってしまう
闇より黒い影がもっくんに手を伸ばし覆う
思わず、寝ている物の怪を抱き寄せてしまいます
陰陽師の見る夢には意味がある
ただの夢なのか、それがいつ起こるのかはその時になってみないと分からない
落ち着きを取り戻した昌浩は紅蓮が何故「物の怪の姿をとっているか」を聞きます
もっくんは「小さい方が傍にいやすい」「見えた方がいい」と昌浩に伝えます
昌浩は敏次と晴明に「失せものの相」が出ていると指摘されます
昌浩は「無くしもの」「落とし物」と想像するのは、彰子と交換した「匂袋」でした
北辰
北辰が翳ります
北辰
- 王を示す星
- 天においての天帝
- 地においては帝
同時に瘴気の風が広がり始めます
北辰は55年前(晴明20代半ば)にも翳りました
今も、その時も晴明の占を邪魔する者がいました
晴明はそれを、かつて倒した宗主しか知りません
北辰の翳りで、空気がおかしく、後宮に仕える女房、女御も体調不良を訴えるものが出ていました
星を見ると、北辰の近くの星が見えないことに気づきます
北辰の周囲の星
天帝の后と子供が象徴
北辰周囲の星が見えないことで、帝の周囲を取り巻く者たち(=女御、女房たち)に影響が出ていました
その影響は、入内した章子にも、入内するはずだった彰子にも影響が出てしまいます
北辰の翳りと同時に発生した瘴気の広がりを調べるとそれは風音の仕業でした
風音は瘴穴が完全に開くまでの守ることが役目でした
脩子
脩子は帝と中宮定子との間の第1子です
脩子は寂しい思いをしてました。産まれたばかりの弟に母や父、女房も取られてしまい、寂しく、でもワガママを言っては母を困らせてしまうことを分かってました
その胸の内を女房で侵入していた風音にだけ打ち明けていました
その胸の内が瘴穴を開けてしまったのです
50年前の翳り と 紅蓮の罪
晴明は昌浩に昔語りをします
50年前にも黄泉の瘴穴が穿たれました
晴明と友人・榎岦斎は西の地に赴きました
その地には美しい巫女がいて、その巫女が晴明に助力を求めたのです
その巫女は、神に仕える巫女で、根の国を閉ざす封印を司る神の妻でした
岦斎は巫女に心を奪われ、晴明の知らないところで智鋪の宮司に出会い、唆され、利用されてしまったのです
唆された岦斎は、巫女とともに姿を消してしまいます
巫女が姿を消してしまったことで、封印が保たれず、力を失ってしまいます。巫女がその地にいてこそ永久に封印を永久に守る効力を持ちます
岦斎を見つけた時には巫女は傍にいなく、岦斎は強い霊力を手に入れて晴明たちを攻撃します。
神将を拘束して晴明を引き離しますが、その拘束を紅蓮が解き、晴明を守ろうとしますが岦斎の縛魂の術に囚われてしまい、紅蓮は晴明を襲います
紅蓮は晴明を傷つけてしまい
他の神将たちが駆けつけたと同時に紅蓮にかけられた縛魂の術が解けます
智鋪の宮司は、50余年前に晴明が倒したはずだった。
風音の後ろで操り、巫女を排除するために岦斎を唆し、瘴穴を穿って、黄泉路の封印を砕く者
三度
昌浩は瘴穴を封じるために、攫われた脩子を探します
脩子の声は大内裏の方で聞こえ、到着した時に瘴穴に飲み込まれてしまいます
飲み込まれた時に昌浩と紅蓮は分かれてしまい、その隙を紅蓮は風音に取られてしまい、再び縛魂の術に囚われてしまいます
縛魂の術に囚われた紅蓮は、黄泉の屍鬼に乗っ取られ、昌浩を致命傷を負わせてしまい、風音とともに消えます
高淤の神に瘴穴から助けられ、
後日、昌浩は邸を抜け出して高淤の神に皆が黙っていることを聞きます
そこで、十二神将が何故人間を傷つけてはいけないのか、かつて紅蓮が晴明の友・岦斎を殺したことを知ります
紅蓮を救う手段がないことも、、、、
失せものの相
それは匂袋や、彰子でもなく
紅蓮のことだったのです
おわりに
いつか読んでいて役に立つかも?
キーワードになるかも?
(今の時点では分かりません!すみません!土下座!!)
3巻までに気になったところです
- 今まで見たことのない類の、でも元からこの国にいる妖(大土蜘蛛)の出現。異邦の妖を狩っている
- 巨大百足が西の方から現れる
異邦の妖のせいで、恐るべき『 闇 』が胎動。
「闇が覚醒する前に異邦の妖(=窮奇)を殲滅しなくてはならない」と教えてくれた?
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大蜘蛛、大百足は、道返の守護妖
「胎動の激しさ」=「黄泉の扉が開こうとしている」こと
- 彰子と蛍を見に行く約束をする
4巻で気になったところです
- 風音の目的
- 晴明は風音に似た面差しの人を知っている
- 『将軍塚が鳴動した』:国の大事が起こるとき、塚が鳴動すると言われてる
- 大百足の言葉
『胎動が強まった』
『時は少ない。阻まねばならぬ』
『日の沈む地。闇より深い根の国。目覚めさせてはならぬのだーーー』
⬇︎
「黄泉の扉が開こうとしている」こと
「黄泉の扉を開こうと画策している者」= 智鋪の宮司
5巻で気になったところです
- 風音の話していた鴉の声の主は、晴明の死んだ友・榎岦斎のものだった
- 風音の目的は、宗主と呼ばれる者の目的?
宗主の目的 ➡︎ 黄泉の軍勢を完全に召喚する こと
風音の目的 ➡︎ 黄泉に落とされた母をこの世に呼び戻すこと - 風音に似た面差しの彼女は、行方知れず
彼女=道反の巫女
6巻で気になったところ
- 風音の父は、榎岦斎?
岦斎が死んだのは50年前。風音の見た目の年齢は20代 - 宗主は50余年前に死んだはず、、、、
- 風音の持っている勾玉は、道反の巫女の耳飾り
- 智鋪の宮司は、智鋪地神という独自の神を祀る一派。道反の封印を砕こうと画策している者
衝撃の展開の6巻
究極に悲しい展開
究極な展開を迫られる昌浩
次巻では、昌浩は悲しい選択をします
しばらく胸を打つ、苦しい展開です、、、、