再読の度に、更新していく予定です!
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主に自分のための自分のために、まとめた角川ビーンズ文庫『少年陰陽師』登場人物まとめ
2020年8月にこのシリーズの祖父・安倍晴明が主人公の小説の『陰陽師・安倍晴明』がマンガになって発売されましたので、参考までに!!
でもこちらは祖父ver.なので、参考にならないかもですが、、、、笑
小学生の頃から読んでいて、現在社会人になったが未だに完結しない小説(きっと近々完結すると思っている!)
ちょっとちょっと、かなり多くなってきた彼らの関係性やら、登場回をメモしていきたいなと思って(笑)
だって本編46巻、短編7巻、外伝1巻、現代編2巻。
短編はちょいちょい本編にも繋がるから、総55巻!!
2020年現在も続いている、、、、しかも「〜編」と細かく分けられているいが、最新刊では過去に出てきたキャラまで再出演!!
いやこれは一回読み返してまとめたい。伏線があるに違いない!と思った次第であります(笑)
2ページ目です!!
作者
結城光流(ゆうき みつる)先生
本書一番のファンは「自分!!!」と言うほどの作者。紅茶と宝石と織田裕二と中島みゆきをこよなく愛しているらしいです。
本書も主人公と相棒の物の怪のもっくんの掛け合いは面白いのはもちろんですが、あとがきもノリノリでニヤケてしまうくらい面白いです。
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安倍家
- 元々陰陽道を学ぶ血筋、播磨陰陽師の流れを汲んでいる
- 宮廷に仕える陰陽師
生業にしている一族。その道では随一
蔵書には、書物がズラリとかなりある
※一族の何人かは、見鬼の才がなく陰陽寮以外の省寮に所属している
西洞院大路と土御門大路の辻に面している先祖代々伝わる邸
身分に対して敷地が大層広い(もともと下級貴族の端っこにぶら下がったような家柄)。敷地の幅が20丈
晴明以前には五位以上の者はいなかった
京の都の鬼門封じ(大内裏の北東)
内裏を守るために艮の地にある。
(都の鬼門を守る要)悪しきものが入り込まぬように、悪しきものを寄せ付けぬように、強靭な結界を施し霊脈を浄化している。
侵入しようと試みる異形たちの企てを阻止するためでなく。この地そのものを封じる役目を持ってる。
土地そのものに曰くがあるのか、晴明ひとりの力でなされたにしては、敷地を取り巻く結界は思いのほか強い
安倍家の周囲の結界は、天狐凌壽でも打ち破るのに骨が折れそうなほど強いらしい
敷地の東北には森があって「入らずの森」と言われてる
結界と邸に”何か”が隠されている。(それを聞いたら仰天するものほど)
その事実は、晴明しか知らない。本格的な代替わりする時に伝えるつもりでいる
- 破邪の結界に覆われていて、いかなるものであろうと、妖は許可なしに立ち入ることは出来ない(昌浩が3歳になるまでは結界は張られてなかった)
- 昌浩が池に突き落とされそうになった後、晴明が邸の周りに結界を張った。悪しきものが入ってこないように。昌浩の力が、外に漏れないようにするため
- 幼名が存在しない(晴明の代から)。晴明が幼少時のとき「安倍童子」と呼ばれていて、お気に召さなかった。天狐編で理由が判明!
安倍昌浩(あべの まさひろ)
窮奇編13才
風音編14才
- あの稀代の陰陽師・安倍晴明の末の孫。で、唯一の後継(晴明に匹敵する実力の持ち主。本人にその自覚はなし)
- 嫌いな言葉は「晴明の孫」
- 半人前の陰陽師
- 相棒は物の怪の もっくん(十二神将 騰蛇)。
→出会った頃、見鬼の才の代理(「俺の目になって」)を頼んだ。 - 元服前まで見鬼の才(妖を視る力)を失っていた。着袴の日に、妖が見えすぎる昌浩の心を守るために、晴明が封じた
- 幼い頃に見鬼の才を持つ昌浩を恐れた妖怪に、殺され(池に突き落とす)そうになる。今後それを回避するために祖父・晴明が昌浩の力が漏れないように、安部邸に結界を施した
- 一族の誰よりも確かな『目』を持っている。天性のもの。
- 神をも巻き込み、星をも動かす天賦の才(を持ってると晴明は思ってる)
- 紅蓮の根幹を変え
- 彰子の星宿を変え
- 高淤の神をも巻き込む
- 13歳の時に元服(遅いらしい)。後見人に藤原行成
- 苦手:星見、式占、作歴、嘘や誤魔化し。文(手紙)を書くこと
- 本当はお爺ちゃんっ子
- 過去(5歳)に祖父・晴明に夜の貴船神社に置き去られる(木に縄までつけて)。その夜、金槌の打つ音を聞きながら一晩過ごす(トラウマになり、晴明に反発するようになった)。それ以降晴明への信用は無くなり「何を考えているかわからない食えないたぬき爺」と思ってる←今後甘えたにならないようにする為の晴明の作戦だった!!鬼!!
- 以来、祖父・晴明のことを目の敵にしている(晴明の作戦成功)。攻防戦を繰り返すが連日惨敗(おちょくられている)。でもお爺ちゃんっ子
- 藤原彰子のことが大事。
- 護ると決めた、生涯で一番最初に決意させた、たったひとりの少女
- とても優しくて、あたたかくて、強くて、とても脆いひと。その優しさに救われて、あたたかさに癒されて、強さに憧れて、脆さをいとおしいと、思う
- 彰子と蛍を見に行く約束をする
- 彰子が受けていた窮奇の呪詛を、形代として移し替えていた(窮奇編)
- 式:車之輔。車之輔と話すことはできない。もっくんが通訳してくれる
- 目標は、誰にも負けない、犠牲にもしない、最高の陰陽師
- 幼い頃に、祖父・晴明の持ちうる知識全てを「瓶の水を移すがごとく」に教え込まれた
- 物の怪曰く、その気になれば1枚の符だけで、簡単に人ひとりの命を奪う力を持っている。(本人にその自覚は無い)
- 晴明からは『人に向けて、術を使ってはならない』と教えられてきた。誰かを傷つけることは、それと同じだけ痛みを心に負うこと。その痛みを受け止められるだけの覚悟が必要だからと。
- 14歳:失せものの相を指摘される(敏次、晴明に)➡︎紅蓮を失う ➡︎戻ってくる紅蓮の代わりに、紅蓮の記憶と見鬼の才を失う
- 「いまの」紅蓮が帰るために、自分の命を代償に、昌浩の記憶を消して、紅蓮を戻そうとした。けど、祖母・若菜に川岸で帰され、代わりに見鬼の才を失う ➡︎出雲石の丸玉で見鬼を補う
- 見鬼の才を失い妖などが『視』えない。気配を感じ、声を聞くことはできる
- 勾陣から、騰蛇を変えたのは「昌浩」だったことを聞く
- (天狐編①)視えない力を補うために、天狐の力が目覚めてしまう
- 道反の丸玉(出雲石の丸玉):欠けた見鬼を補うための石。真っ青な碧色の石。天狐の血を鎮める。持つことで見鬼が戻る、視える。(以前より視る力が増している?) ➡︎彰子を守るために、丞安の結界を破るために、丸玉では抑制できないほどの天狐の力を発揮させ、丸玉が砕ける
- 陰陽寮の直丁、雑用係
- 陰陽寮の中では病弱だと思われている、、、、でも、何も無けば病気もしない丈夫な体
- 元来好かれる体質。「真面目でいい少年」と陰陽寮の中でも、ほかの省庁でも好評。妖にも好かれる体質
- (成親曰く)口下手で奥手で鈍い
- 普通の陰陽師=父、兄たち、叔父/晴明は一流
(世間一般と感覚がズレてる。世間は吉昌、成親、昌親、吉平は一流/晴明は超一流) - 紅蓮曰く、実力は晴明の次。(昌親曰く)どこかすこんと抜けている実は1番大物
- 実は、肉親たち家族の昌浩への対応は厳しい
- 性分が、一番晴明に(吉昌がうらやむくらい)似ている
- 言いたいことを堪える時、袂を掴んで物言いたげな瞳を向けてくる子どもだった
- 目上を敬うという精神を、骨の髄まで叩き込まれてる
- 間違ったことが許せない。『ありがとう』『ごめんなさい』がちゃんと言える(成親曰く、着袴の儀前の頃に、紅蓮にすごい剣幕で叱られてたから)
安倍晴明(あべの せいめい)
窮奇篇①(80歳間近)〜
- 稀代の大陰陽師。当代一の陰陽師
- 力は衰えたが、行使する術は磨きがかかり冴え渡ってる。知識や経験も増して老練で円熟した今も間違いなく当代一。
- 蔵人所の陰陽師(陰陽寮の役人ではない)。左大臣家お抱えの陰陽師(左大臣家の入内の占いをした)
- 陰陽寮の者たちにとっては、神格化された存在
- 人と狐の合いの子(父・益材、母・葛の葉(晶霞))
父・益材は阿倍野(摂津国=大阪府北西部)の地に隠居「ひとりで生きるから、ひとりで頑張ってみなさい」。母は天狐 - 母は、幼い頃にいなくなってしまった。顔も覚えてない
- 父は、晴明が結婚してすぐの頃亡くなってしまった
- 十二神将の主(若い頃に従える)。十二神将を朋友と呼ぶ
- 十二神将・天空とは片手の指で足りる程度しか顔を合わせたことがない。天空に対しては、晴明も弱いと自覚してる
- 闘将4人に名前を与えてる。名前は晴明の願いが込められている
- 十二神将・青龍の己に正直で嘘偽りない性情を好ましく思ってる。昔から、どんなに厳しいことを言われても、彼を疎ましいと感じたことは一度もない
- 口癖は、「名前というのは一番短い呪だ」
- 若い頃から、言霊を操るとこを得意としてた
- 妻・若菜はすでに他界。亡くなってからはふさぎこみ、余計な事を考えない為に仕事に打ち込んでいた。
- 若菜が、川のほとりで待っているのを知ってる。
- 妻曰く、自分勝手で強引、偏屈、頑固で、どうしようもない人。我が儘なのに愛想がつきない。なのに、ものすごく繊細で寂しがり屋、それを表に出せない不器用な人。昌浩曰く、割と、行き当たりばったりの性格
- 他者に多くは望まない。完全な人間も神将もいないから。誰しも過ちを犯す、と思っているから
- 声を荒らげては叱ることをあまりしない
- 放っておくと厄介な事態に巻き込まれ、または引き起こして重大事件に発展し命がけになることもままある。(妻存命で子供たちが産まれる前の、信州の一件)
- 趣味:末孫で遊ぶこと
- でも、夜に昌浩が邸を抜け出してる日は、一睡もしないで帰りを待ってる程、過保護
- 師匠:賀茂忠行
- 親友:榎岦斎
- 離魂術で魂魄を飛ばし、昌浩のピンチを助ける。→最盛期の頃に若返る
- (天狐編③の時)十二神将・天空に自分の死後、「安倍晴明」の本来の天命まであの間に身代わりになり、この地に留まり、星宿の改変を不正で欲しい。と頼む
- 天命を知ってる?
- (天狐編③の時)昌浩の嘘偽りない想いにより(?)、高淤の神が晴明の命を繋ぎとられる(晶霞の願いもある?)。➡︎晶霞の天珠で延命された
- 昌浩が生まれて一目みて、、、自身の中の異形の血が、母の血を受け継いだと。人の身に収まりきらない力を持って、その血のせいで懊悩し、苦渋を噛みしめる日が来ることを、理解する
- 昌浩は、自分が定めた唯一の後継。自分と同等の、あるいは自分を凌駕するほどの才を秘めている。と
- 昌浩に妻の面影を見てる
- 昌浩が着袴の儀をする時は、率先して吉日を占い、日取りを決め、当日の衣装も決めた
離魂術:実態を抜けて魂魄のみで別の場所へ行ける。
凄絶な霊力で、生身と同じ状態を作り出してる。触れれば体温も肌触りもある。魂魄を傷つけられると、肉体の負う損傷よりも酷くなる
魂に想像を絶する負担を与える(呪力と生命力を著しく削る)。晴明の人間の器に、負担を受ける。安倍の血が伝える霊力以上のものを駆使すれば、寿命を縮める
若晴明
『陰陽師 安倍晴明』
(20歳過ぎ)
- 人間嫌い
- 「晴明」と名を呼ばれたのは元服(15歳)してから。(名前自体は産まれたばかりの頃付けられていた。ずっと自分の名を知らずに育った)
それまでは「童子」「安倍の若君」と呼ばれてた - 20歳過ぎの頃に、十二神将を従える
- 十二神将・天空が1番初めに従えた式神一目見たい時には、厳格そうな強面の老人の気迫に呑まれ、無言の威嚇に思わず、回れ右をしそうになったとか
- (太陰と玄武曰く)自分の心を表に出すのが苦手で、万事に興味のないそぶりを見せている割には義理堅い、結構面白くて飽きない好ましい男
- 髷は結ってたりなかったり。結い忘れて参内しそうになり天一と天后が慌てて引き止めた、と逸話もある
- 昔、長雨がつづき、物忌みをでっち上げて邸にこもってたが、どうしても参内しなきゃいけない時、、、玄武に命じて、自分の体に一切雨が降りかからないようにして、悠々と参内した。こともあった
- または、白虎の風で雨滴を吹き飛ばしながら参内した。こともある
- 朱雀には、誤って火種が全部消えてしまった時に火を点すことをしていたとかないとか
安倍吉昌(あべのよしまさ)
窮奇編①〜
- 晴明の息子(次男)
- 妻・露樹(幼馴染)。3人の子を持つ父(成親・昌親・昌浩)
- 天文博士。「末は頭か」と謳い文句がつく次代の陰陽頭といわれている
- 当代五指に入る有用な陰陽師
- 得意:作歴や方術(寮内で随一)
- 隠形をしている神将を見ることは出来ない
- 3つの時に母・若菜が亡くなる。その後は十二神将・天一と天后に育てられる
- 天后に頼んで、水鏡で母の姿を見たことがある。母を覚えてないから、父・晴明を一層大切に思ってる
- 父方の祖父・益材に似ている
- 温厚な人柄。仕事も真面目で、部下の信頼も厚い(紅蓮曰く、晴明の息子とは思えない真面目ぶりは、若菜の血筋を感じる)
- 藤原彰子の秘密を知っているひとり
- 昌浩が絶大な力を秘めていることを知っている
- 休みがちな昌浩のために、陰陽頭を目指そうとする(4巻「禍つ鎖」)。それが「息子に甘い」ということだとは自覚していない
安倍成親(あべのなりちか)
- 28歳(天狐編③時)吉昌の息子(長男)。晴明の孫。弟・昌浩の14歳上。
- 歴博士
- 舅は藤原一門の参議の位(左大臣家と縁戚の姫)現在結婚後、妻の家に入っているので、藤原一族の分類に入る
- ↑30歳前に参議の娘婿ということで、一足飛びで歴博士に昇進(本人は出世に興味無い。色々思惑の絡んだ人事だった)。実力と誠実さが本物だったので、難癖つける人はいなかった。
- 得意:占術、作暦、脱走。(昌親曰く)ある意味無敵の力技が得意
- 苦手:細い作業。退魔調伏、伐魔修祓
- 剣ができる。勾陳と朱雀に教えられた
- 十二神将を労せずに見えることは、通常ありえないらしい
- 雑鬼たちとは、物心つく前からからお友達状態。昌浩以上に顔見知りで打ち解けてる。邸の中に上がり込んで昼寝をしている
- 妻は、なよ竹の姫 と呼ばれていた。気が強いらしい。妻のことを外では「北(=北の方のこと)」と呼ぶので、昌浩たちは義姉の名前を知らない
- 子供は長男・国成(6歳)、次男・忠基(5歳)、長女(2歳)
- 子供好き
- 闊達で鷹揚。晴明のタヌキの部分が遺伝している。性格という部分では、間違いなく晴明の孫。と十二神将たちは自信持って断言できる
- 常に全力を尽くすと疲れるのでそれなりにほどほどにこなすことが、信条。自分が万能であることを知ってるが、つまびらかにはしない。それなりに、人望を持ちつつ、仕事はそこそこという体裁を絶妙に保って仕事してる(結構、苦労してる)
- (昌浩曰く)背中で語る人だから、無言の時が1番怖い。家族を侮辱されると大変立腹する質。
- 安倍の血に誇りを持っていて、矜恃がある(当代五指に入る実力)。相応の実力があり、(滅多に出ないが)退魔調伏の実力は折り紙付き
- 三兄弟の中では一番食えない
- 物心つく頃から、晴明の後継として努力を重ねてきていたが、昌浩の持って生まれた能力を認めた後は、昌浩のために心を砕いている
- 祖父の後継はの荷重は、正直背負いたくない。でも昌浩が「陰陽師になるのは嫌だ」と言ったら兄としてなんとかその願いをかなえようと力を尽くす想いがある
- 十二神将・騰蛇のことが怖い。姿を確認すると血が下がる
→新生児の昌浩が騰蛇が傍にいても泣かなかったことで、「晴明の後継」と納得。昌浩のとそばに居る騰蛇には恐怖とは別のものを感じてる - 着袴の儀前の頃に昌浩を叱った騰蛇が、人生で一番怖かった(番外編②)
- 実は、十二神将みんなを前にするとすうっと胃のあたりが冷たくなる。意志の力ではどうにもならない、本能的な部分で
- (天狐編②の時に)彰子の存在を知り、昌浩の未来のために外堀を埋めている。→他省には「末弟の許嫁、未来の妻ですよ。年の頃もちょうどいいので本人はもとより家族全員一致でお迎えした次第」と聞かれたら言ってる(隠されてたことに対する仕返し)。自分の結婚の時より険しい道のため、今のうちから布石をうってる
- 昔、義父に伴われて、東三条殿の宴に参加した時に彰子を見たことがある。雑鬼の話で、藤原の姫が見鬼と名高いと知っていたが、入内した中宮は見鬼が無いと聞いた。年齢と昔の顔立ちから、彰子が本物の藤原の姫と見抜く
- 仕事の時。どたどたと足早に走る寸前の速度で移動してる。終業時間間際だと輪にかかる。(その後を暦生が追っている。まるで競歩。でも仕事を滞らせたことは無い)
- 12歳で元服
- 18歳の頃に結婚(昌浩が4つの頃)
- 陰陽生の敏次を、なかなかの見所のあるやつ。と思ってる
安倍昌親(あべのまさちか)
- 吉昌の息子(次男)。兄・成親とは2つ違い。弟・昌浩の12歳上。
- 天文生
- 妻は一つ下。体が弱い。昌浩が13歳の時にの夏に女の子を授かった
- 温和でよく気のつく人当たりのいい。(兄弟の中で一番)穏健で物静かな印象(力技の長兄と抜けてるけど一番の大物の弟に挟まれて、兄弟の中では苦労性)。放っておくと晴れ渡った夜空を何刻でも見上げてる。(父・吉昌曰く)自覚に乏しいところがある、融通もきかない
- 丁寧な言葉遣いをする(十二神将・太裳の影響)
- 安倍家の中でも相当鋭い観察眼を持っている。実力も一族の中で十指に入る
(天狐編②の時)中宮章子の、星の翳りにいち早く気づいた - 霊力という観点では弟・昌浩には遠く及ばず、素質という点で成親にも僅かに劣る。だが、それらを補って余りある頭脳と判断力を持ってる。星図を読むことに関しては兄弟の中で一番優れてる
- 自分より兄(成親)の方が、陰陽の技術に長けてると思ってる。自分の実力を精確に把握している。手に余ることはせず、任せられる者に預けるだけの潔さをもってる。自己過信しない
- 安倍家の中では、中の中
- 晴明には一番似てないが、なかなかに大胆なとのところが「晴明の孫」
- 得意:作歴や星見。縛魔術類。細かい作業
- 苦手:祈禱や退魔・悪霊調伏
- 弓ができる。太裳に教えてもらった
- 十二神将・騰蛇のことが怖い。胃のあたりが冷たくなる
→新生児の昌浩が騰蛇が傍にいても泣かなかったことで「晴明の後継」と納得。昔ほど怖くはなくなってる - 昌浩や祖父と自分では、立っている場所、見ているものが違うと感じている
- 公私で呼び方を分けてる。職場では父は「天文博士」、兄は「暦博士」と役職で呼んでる
- 昌浩の『目(=見鬼の才)』が失われた時、自分のと移し替えれれば、と考えてた
- 邸は左京の五条近くにある。昌親家族(3人)と妻の両親、数人の家人と住んでる
安倍露樹(あべのつゆき)
- 吉昌の妻
- 成親・昌親・昌浩の母
- 妖は視えない
- 彰子のことは、晴明の遠縁と聞いている。素性は知らない
- 時折、驚くほど勘がいい。隠しているのも見破り、知っていながら知らぬ振りをしている
- 昌浩を産んだ時は難産だった
藤原彰子(ふじわらのあきこ)
窮奇編 12才
天狐編 13才
- 藤原道長の一の姫。左大臣の姫
- 仮名:藤の花。雑鬼からは「お姫」。藤の姫。藤花(成親が呼んでる)
- 見鬼の才をもつ(安倍家に引けを取らない。昌浩より、あるいは晴明より上をいくほど)。十二神将が隠形していても、傍にいると感じられる。昌浩に憑いた霊もはっきり見えてた。安倍家に暮らすようになって、見鬼の才が強くなっていった
- 本当は帝に入内するはずだった。星が動き、それまで描いていた星図が根本から変化したこと。それまで用意されていた星宿は、全く別のものに書き換えられた
- 妖怪・窮奇に狙われ、一生消えない呪詛(右手甲)をその身に受けたため、陰陽師が常に傍にいなくてはならなり、安倍家に半永久的に居候することに(星が動いた)
- ↑知っているのは、晴明、吉昌、道長、十二神将、昌浩
- 外には「晴明の遠縁の娘。晴明にゆかりの深い娘。家族を亡くし、晴明を頼ってきた。 」 ということになっている
- 安倍家では、元成親の部屋を使ってる
- 昌浩と蛍を見に行く約束をする(12歳の時)
- もっくんに本性があることは知ってるが、どんな姿かは知らない
- 祖父に縁がなく、晴明のことを祖父のように思ってる
- 異母姉妹・章子がいる(代わりに入内した)。面差しがそっくり。他、弟・鶴(9歳)
- 安部家に来てからは昌浩の母•露樹に生活のための知識を学んでいる
- 安倍家に来てから、長い髪を背丈より短く切った。天一と玄武が手伝った
- 生活変わっても高い順応性を持って新しい生活もできる
- 瑪瑙の飾りは、昌浩からのお土産
- 和琴、琴、琵琶をある程度嗜んでた。得意なのは琴
- 一部の雑鬼たちに名前を与える「猿鬼」「一ツ鬼」「竜鬼」
- 昌浩に異母姉妹の章子のことを「何もないように守ってほしい」と頼む
- 昌浩が出仕中は、昌浩の書物や巻物を開き勉強中
- 昌浩の話を聞く度に、自分は昌浩に重いものを背負わせてしまってると感じてる
- 昌浩のために、自分にできることを模索している
- (窮奇編で)彰子の身に受けた呪詛の苦痛を、当時は晴明が肩代わりしていたと聞いていた。でも真相は昌浩が肩代わりしていたことを、あとで伝えられた。何も知らなかった自分を責めた
- (天狐編④で)天狐凌壽の空間で横たわってた青年が、離魂の術で若返った晴明だと知る
- 自分の天命と星宿がどうなったか気になっている。昌浩に頼もうとするが十二神将に「占じる相手が、占者の星宿と関わっていると、結果が得られない」と聞き、「守るだけなのか」、その先に関わりがずっと続くのか気になった。そう考えて恥ずかしくなり、予感めいたものを感じた。あとになって思い出し、「あれはこのことだったのか」と顔を覆った(天狐編④)
- 自分の勘を信用していない。信じるのは、1番近くにいる陰陽師の勘だと知っているから
- (天狐編④で)中宮•章子が神隠し(丞按に攫われた)のとき、身代わりに土御門殿に戻った
- 主な護衛:天一、玄武、朱雀
- 市に行く時の護衛:六合
- 付き女房:空木
安倍若菜(あべのわかな)
- 晴明の妻
- 吉平、吉昌の母
- 吉昌が3つの時に病気で亡くなる
- 結婚して数年で病に倒れてしまった
- すでに他界しているが、冥界の三途の川の手前で晴明を待っている
- 見鬼の才の持ち主だったが、妖や、十二神将の人ならざるものに怯えていた。晴明の後ろに隠れてた
- 晴明が十二神将を従えるきっかけになった人
- 旧姓は橘。名門で高貴な血筋
- 苦手:針仕事
- 泣き虫で怖がり
- 亡き後、川を渡らずに晴明を待ってる。「ずっとそばにいる」と約束したのに破ってしまったから、せめて川を渡らずに待ってる(冥府の官吏に頼んで待たせてもらってる)
- 早く川岸に来てしまった昌浩を、帰るように促した。持つ力すべてを込めて、昌浩を還した。
- 還す条件に昌浩の見鬼の才を持っている。
- 冥府の官吏が川岸に映る家族を見ることを許してくれ、それで昌浩が悲しい決断をして川岸に来ることを知った
安倍吉平(あべのよしひら)
- 晴明の息子(長男)。吉昌の2つ上
- 昌浩たちの叔父
- 得意:予言(寮内では一番)、占術
- 陰陽博士。「予言は随一」と謳い文句がつく
- 5つの頃に、母・若菜が亡くなる。その後十二神将・天一と天后に育てられる