窮奇編 第二弾
少年陰陽師 第2巻
晴明の孫・昌浩が異邦の大妖怪を対峙する為に奮闘し、祖父・晴明を見返す為に頑張ります!
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時は平安。異邦の妖異の大妖怪・窮奇を退治するため、毎夜都を見まわる昌浩(あの安倍晴明の孫!)と物の怪(愛称もっくん)は貴船神社で鬼女が丑の刻参りをしているという噂を耳にする。
一方、道長の娘・彰子の身にも、妖に取りつかれた遠縁の姫君の魔の手がのびる。それらは全て、窮奇への贄として彰子を救うため、都の闇を叩き斬る!
新米陰陽師奮闘記、第二弾参上「bookより」
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見習い陰陽師・安倍昌浩が都に蠢く大妖怪を退治する!!
時は平安。異邦の大妖怪・窮奇を退治するため、毎夜都を見回る昌浩は、貴船神社で鬼女が丑の刻参りをしているという噂を耳にする。一方、道長の娘・彰子の身にも、妖に取り憑かれた遠縁の姫君の魔の手が伸びて――!bookより
『闇の呪縛を打ち砕け』感想
おもしろさ
読みやすさ
もう何度目かの読み返ししています
でもまだ完結していないんです(2020年8月時点)笑
いつか読んでいて役に立つかも?
(今の2巻時点では分かりません!すみません!土下座!!)
- 日本土着の妖怪が活性化し始めている
- 騒ぎ始めているのは大地?大気?
- 異邦の影は波紋を生み出している?
- 彰子の右手首に傷(贄の証)
このお話の1巻からのおさらいメモ!
昌浩が頑張っています
今考えたらかなり早い!(成人の儀をして仕事を始めるらしいです)
仕事をして給金を貰っている昌浩(13歳)です
その仕事を傍に、夜は異様の妖怪たちを退治するために駆け回ってます
いくら体力があるからと頑張りすぎなような、、、、笑
『陰陽師・安倍晴明』シリーズ2を読んだ後に本書を読むと面白いんです。十二神将・青龍の変わりように、ビックリしてしまいます
『陰陽師・安倍晴明』の方の青龍は「人間に従うなど言語道断!」と言いながらも、ちゃんと守っていたりと矛盾した行動をしていましたが
『少年陰陽師』では、20歳だった晴明も80歳近くになっているんです
60年もすれば頑なだった神様の心も変わるものなのですね
「生きているものは、全て変わるのだよ」
生きとし生けるものに、永劫不変はありえない。ほんの僅かなきっかけで、考え方というものは変わるものだ。
時が移ろえば花も木も姿を変える。人の心もまた同じ。人ならぬ神の眷属であっても、それは同じ。
(中略)
時をかければ心は変わる。
日々感じるものですね
「今思い出してみると、、、、」と思った時、その時とは違った感情が生まれるのではないかと思います
今のその感情は変化した感情ですね。
それは友人関係でも、職場の関係でも言えることだなぁ、と思いました
最初は、いい感情を持っていなかった上司、同期、部下も、付き合ってみると感情が変化することも、、、、
きっと、いい意味でも、悪い意味でも、時をかければ心は変わるものですね
10年以上前に読み始めた本書ですが、今読むときっとあの頃とは変わった気持ちで読むことができた気がします。
当時は晴明の若かりし頃の話はなかったので、神将たちの心情の変化は面白くあります。同時進行で読んでも面白いと思います
先が長いのでね、50巻以上もあるし
きっといつか役に立つかも?と思って、お話の中の気になったところをメモに残していきます!
ネタバレあらすじ
夢と鬼女
7月 2ヶ月以上雨が京の都で降っていません
昌浩は夜警で臆病な妖車に出逢います。最初は人を襲っているのかと思ったのですが、真相は心配で様子を伺っていたそうです。
そんな妖車を、物の怪のもっくんは「妖の風上にもおけん!払ってしまえ!!」と叫びますが、害がないと判断した昌浩は妖車を逃がします(ちゃっかり車之輔と名前をつけて(笑))
昌浩はその夜、夢を見ます
幼い頃に晴明と清水寺に出かける夢を。晴明に、貴船神社に置いてかれる夢を。
彰子 明け方
屋敷の庭で、母方の遠縁の姫・圭子が現れます
以前に晴明に貰った、勾玉にヒビが入ってしまいます
4日後 乞巧奠(七夕祭り)
昌浩の仕事中、貴族が噂話をしていました
- 釘を打つ音
- 白い単の鬼女を見た
- 女の執念が貴船を包んでいる
といった噂を耳にします。昌浩は丑の刻参りを想像します
彰子の手紙
晴明宛に左大臣の邸から手紙が届き、晴明の代わりに昌浩が伺います。手紙は彰子からでした
彰子の遠縁の姫・圭子の話を聞きます
- 先一昨日(3日前)から圭子姫が庭先に毎晩現れる
- 午前中に圭子姫の邸に行ったら、伏せっていた
- 圭子は、今夜丑の刻に彰子を迎えに行くと伝えた。
東三条殿(彰子の邸)の結界が弱まっていたので強化し、いつも身につけている臭い袋を彰子のモノと交換します
圭子姫の邸に様子を見に行きます。途中、異邦の妖異の結界に引き込まれてしまい、その様子を十二神将・青龍が見ていました。敵の結界内に簡単に引き込まれる昌浩が、晴明の後継と言われてるのが気に食わないと晴明にボヤきます。
圭子姫と異邦の妖異
夜
圭子姫の邸に向かう途中、彰子が昌浩を待っていました。「一緒に連れてって」と昌浩に言いますが、「危険だ」と昌浩に怒られてしまいます。
彰子を邸に送ろうとした時、圭子姫と異邦の妖異の巨大な鳥が現れる。
彰子を守ろうとしますが、圭子姫と妖異に攫われてしまいます
妖異たちは北へ向かいました。
貴船の鬼女は「圭子姫」だったことに気づきます。圭子姫は結婚するはずでしたが相手から急に断られてしまいました。
相手は断った理由は別の姫が縋ったらしく、断れなく仕方のなかったことでした。圭子姫は納得できず、彼を取り戻すことを願ってました。その隙を異邦の妖異に漬け込まれてしまいました。
貴族の噂をしていた鬼女。2ヶ月も降らない雨。
この原因は、異邦の妖異と圭子姫の呪詛によって貴船の神が封じ(貴船の神は、水神で雨を司る龍神)、貴船の山に隠れてたことに気づきます
妖異に彰子が攫われ昌浩が貴船に向かうところを、十二神将・青龍は見ていました。
青龍は安部邸に戻り、彰子のことを報告します。
昌浩を頑なに後継と認めない青龍に、晴明は頭を悩ませます
貴船神社
昌浩は途中駆けつけてくれた車之輔に乗せてもらい貴船に向かいます。
妖異たち
貴船神社の本宮
彰子の右手首に傷をつける(贄の証)
昌浩は圭子姫の呪詛を中断させることに成功しますが、その場から動けないところに若・晴明が来てくれました。晴明が圭子姫を引き受け、昌浩は彰子の元に向かいます
本宮に到着し時には、十二神将(青龍・天后・朱雀・白虎・太陰)が妖異と戦っていました。
昌浩は、貴船の水神にかけられた呪縛を解き放ち、鳥の妖異シュンと周囲の妖異を消滅させました。もう一羽の妖異・鶚は紅蓮が倒しました。
攫われた彰子の元に駆けつけた時、妖異・顎は彰子を操り昌浩を傷つけてしまいます。倒れる昌浩を見て、紅蓮は我を失い力を暴走させてしまいます。
晴明は圭子姫を元の場所へ返し、ひと段落しますが紅蓮の暴走に気づきます。本宮へ駆けつけ紅蓮を鎮めようとしますが、何もしないうちに紅蓮は鎮まります。
紅蓮を鎮めたのは昌浩でした。
昌浩の傷は酷く、晴明の力で治そうとしますが、貴船の水神・高龗神が助けてくれました。
貴船の水神の呪縛も解かれ、圭子姫も助かり、彰子も無事に戻ってきました。
ただ彰子は、妖異に操られ昌浩を傷つけたことを覚えていました
おわりに
今後の重要となる描写がありました。
そこもメモメモです
テンポも良くて本当に読みやすいです
貴船に車之輔に乗って向かっている時も、車(牛車)の乗り心地の感想を述べたり、と。
おいおい、今は危機迫っている状況じゃないのか?!
と疑ってしまうようなテンポです(笑)
いつか読んでいて役に立つかも?
(今の時点では分かりません!すみません!土下座!!)
- 日本土着の妖怪が活性化し始めている
- 騒ぎ始めているのは大地?大気?
- 異邦の影は波紋を生み出している?
- 彰子の右手首に傷(贄の証)
- 彰子、昌浩を傷つけてしまったことを覚えている
なんとなく気になった文を抜き出してみました。
すでに出ている最新刊が、ここまで伏線?を遡るかは分かりませんが、大変なことが起こってはいるのでメモをしとこうと思います__φ(・_・
これからも徐々に徐々に、他の本も読みながら『少年陰陽師』の読み返しを頑張ってしたいと思います!
気長に待っていただけると嬉しいです