新章風音編 第1弾
少年陰陽師 第4巻
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時は平安。晴明の末孫・昌浩の目下の悩みは、彼をなにかとライバル視する陰陽生・敏次の“嫌み攻撃”。相棒もっくんに慰められつつ仕事に励む昌浩のもとに、右大弁・行成が怨霊に襲われ死の病に冒されている、との報がはいる。だがその事件の裏には、この怨霊を呼び起こした謎の術者の存在があって――。晴明の式占にあらわれた“不穏な影”とは何か? 半人前陰陽師奮闘記、怒涛の新章スタート!
bookより
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時は平安。稀代の陰陽師・安倍晴明の末の孫・昌浩は、見習いながら、直丁として陰陽寮で仕事に励んでいた。そんな昌浩のもとに、元服の加冠役であった右大弁・藤原行成が怨霊に襲われ、死の病に冒されている、との報せがはいる。さっそく調べをはじめた昌浩だったが、彼もまた怨霊に襲われてしまう。
一方、晴明の式占には不穏な影があらわれてーー⁉︎
大人気の見習い陰陽師物語、新章・風音編、開幕!!bookより
『少年陰陽師 禍つ鎖を解き放て』感想
読みやすさ
おもしろさ
いつか読んでいて役に立つかも?
キーワードになるかも?
(今の時点では分かりません!すみません!土下座!!)
3巻までに気になったところです
- 今まで見たことのない類の、でも元からこの国にいる妖(大土蜘蛛)の出現。異邦の妖を狩っている
- 巨大百足が西の方から現れる
異邦の妖のせいで、恐るべき『 闇 』が胎動。
「闇が覚醒する前に異邦の妖(=窮奇)を殲滅しなくてはならない」と教えてくれた?
- 彰子と蛍を見に行く約束をする
昌浩の先輩が登場する巻です!
徐々に紅蓮の過去へと踏み込む巻にもなってます
昌浩の「普通の陰陽師」と「一流の陰陽師」の感覚がバグってたことを改めて知り、笑ってしまいました 笑
昌浩の場合 | 一般陰陽師 | |
超一流 陰陽師 | 安倍晴明 | |
一流 陰陽師 | じい様 (晴明) |
成親 吉平 吉昌 昌親 |
普通 陰陽師 | 成親兄 伯父上(吉平) 父上(吉昌) 昌親兄 |
こんな感じみたいです
『少年陰陽師 禍つ鎖を解き放て』ネタバレ
現実と夢
ある女が、墓を暴きました
墓の主は怨霊となって恨みを口にします
晴明も夢を見ました。夢の中で何処かの墓が暴かれ、でもどこでかを判明する前に目が覚めてしまいます。
占いでも不穏な影を見て、夜警をしている昌浩を追いました。
夜に出た大蛇は昌浩が退治しましたが、大蛇の破片が昌浩に付いていたのに気づいた晴明は昌浩に気づかれないように払い、昌浩に夜景の続きに行かせました
破片は、大蛇の中に隠されていた式
大蛇も強力な術者の刺客
晴明は十二神将・六合に、引き続き昌浩の護衛を任せ
十二神将・白虎と朱雀に、不穏な動きがどこからしているか突き止めるように命じます
先輩
昌浩は肩身の狭い状況に陥ってました
窮奇を戦い、倒すために何度も休み、長期休暇も取ってしまい陰陽寮の先輩たちから不興をかってました
その筆頭にいるのが藤原敏次。
彼は見鬼の才はないですが、物の怪のもっくんの気配は感じられるぐらい、真面目な努力家で陰陽生の中でも筆頭の実力を持ってます
敏次が昌浩に強く当たるには理由がありました。
昌浩が窮奇を倒すために長期の休暇を取っているとき、昌浩の分の仕事を残業してまで請け負っていたのは敏次でした
でもその仕事の帰り道で、休暇しているはずの後輩が、夜な夜な恋人の元へ通っている(誤解!!)のを見てしまい、ショックと怒りで失望してしまいます
平安時代では、男性が女性の元に通うことで好意を示す。通い婚というのもあった
でも陰陽寮に入って右も左も分からない昌浩に、一番最初に声をかけてくれたのも彼でした。だから安部家の末孫で期待も大きかったばかりに、そのショックは計り知れなく復帰してからの昌浩にキツく当たるようになります
怨霊の狙い
怨霊は、右京の無人の屋敷の主でした。
当時の帝の不興を買い、左遷させられた貴族です
「奴」「あの男」とは、藤原行成の祖父の事でした
でも今はその祖父も亡くなっていて、ゆくゆくその座に着いた行成を呪いました
そして、その呪いを邪魔をした敏次に憑依してます
桃
昌浩は敏次を救うために、また仕事を休むことに、、、、
父・吉昌は、今後の昌浩のために陰陽頭を本気で目指すことになるキッカケになります
夜
昌浩は敏次に憑いた穂積諸尚をおびき出すために、都の郊外の空き地に罠を張ってました
穂積諸尚は、昌浩の張った魔法陣の罠によりおびき寄せられました。誘き寄せられた諸尚が逃げないよう閉じ込めるための陣も効いています
でも自分たちを守る結界が無く、恨鬼に攻撃されてしまいます
昌浩は、昌浩を守ってくれる紅蓮と天一を守るために、彰子が持たせてくれた桃を使います
桃:邪気祓い。退魔の力があると、神話の時代からいわれている
桃を使い、結界を作り2人を守りながら恨鬼、諸尚の怨霊を浄化します
でも全てを浄化することができず、行き場を失った恨鬼、幽鬼は、呪いの元である敏次の元に向かってしまいました
呪詛:人を呪わば穴二つ。呪詛が失敗したとき、呪詛は術者に返ってしまう
その返ってしまった呪詛を間一髪で、天一が敏次を庇い、敏次は無事でした
謎の女、風音
諸尚の墓を暴いた女は、風音と名乗りました
晴明は風音の顔に覚えがありました
離魂術を使って若晴明の状態にも関わらず、晴明の正体を見破ります
風音はある方からの言伝を晴明に伝えます
「実は晴明殿に言伝があって。…私は使い走りです」
「手を組まないかと。…晴明殿もよくご存知の方から」
もちろん晴明は断ります
風音の霊力、身のこなしに十二神将・青龍、玄武は理により風音を傷つけられず、追い詰められてしまいます。
誘いを断った晴明の命を奪おうとその時、晴明の危機を察知した十二神将・六合により防ぎます
3人目の神将の出現により風音は退散していきました
将軍塚
敏次(怨霊)は、将軍塚に近い東山の山腹で呪詛をしていました
将軍塚は
鎮護の意味を持っている。国の大事が起こるとき、塚が鳴動すると言われてる
すべてがおわり、昌浩が底知れない恐ろしさを感じ取ります
その時、将軍塚が鳴動した
大百足が昌浩の背後に出現し
大百足、大蜘蛛の底知れない妖気は他の妖怪とおなじで、でも何が違うことは感じ取れます
大百足は
『胎動が強まった』
『時は少ない。阻まねばならぬ』
『日の沈む地。闇より深い根の国。目覚めさせてはならぬのだーーー』
と昌浩に伝えます
霜月下旬頃
行成の呪詛が解決し、敏次も陰陽寮に出てきて、何もない平和な時が流れたのに、、、
昌浩の夢見は悪くなっていました、、、、、
おわりに
いつか読んでいて役に立つかも?
キーワードになるかも?
(今の時点では分かりません!すみません!土下座!!)
3巻までに気になったところです
- 今まで見たことのない類の、でも元からこの国にいる妖(大土蜘蛛)の出現。異邦の妖を狩っている
- 巨大百足が西の方から現れる
異邦の妖のせいで、恐るべき『 闇 』が胎動。
「闇が覚醒する前に異邦の妖(=窮奇)を殲滅しなくてはならない」と教えてくれた?
- 彰子と蛍を見に行く約束をする
4巻で気になったところです
- 風音の目的
- 晴明は風音に似た面差しの人を知っている
- 『将軍塚が鳴動した』:国の大事が起こるとき、塚が鳴動すると言われてる
- 大百足の言葉
『胎動が強まった』
『時は少ない。阻まねばならぬ』
『日の沈む地。闇より深い根の国。目覚めさせてはならぬのだーーー』
- 解決したのに?、昌浩の夢見が悪くなった原因
気になったところを追加してみました
参考になれば幸いです