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以前紹介しました小説『陰陽師・安倍晴明』シリーズのコミカライズ!
http://treeewind.com/novel/yukimituru-seimei1/
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http://treeewind.com/novel/yukimituru-seimei3/
『少年陰陽師』シリーズのじい様(安倍晴明)の若かりし頃のお話です!
『少年陰陽師』シリーズも累計販売部数が550万部になってましたね!
結城先生、おめでとうございます!
人と妖の間に生まれ、類い稀なる力を持つ陰陽師・安倍晴明。太陰、玄武、青龍をはじめとする十二神将を使役に下した晴明だったが、周りではあらゆる災いが蠢きはじめていて…!?
半妖の陰陽師が魔を祓う、平安あやかし絵巻、第1巻!
「bookより」
『陰陽師・安倍晴明』の感想・考察
表紙の若かりし頃のじい様
とっても凛々しい!
でも若かりし頃の晴明は、紙面でほぼ顰めっ面でした(笑)
一応20歳ぐらいの頃らしいのですが、遅めの反抗期ですかね、ほぼ顰めっ面です(笑)
十二神将・太陰も表情豊かに怒ってます
十二神将・青龍は怒気を含んだ表情
十二神将・玄武は口調が厳しめ?ですね
『少年陰陽師』の主人公・昌浩(晴明の末孫)が成長した時、晴明は80歳近くなのですが、そこでは孫をおちょくる狸爺になって、十二神将とも穏やかに過ごしております。
60年の月日を重ねると、怒りん坊も怒気も穏やかになるのですね。
60年、彼らに何があったのか
とっても気になりますが、まだ解明されていないのです。
お楽しみですね。
つねに顰めっ面(遅めの反抗期?)の理由をちょっと考えてみました!
まず、言っておきます!
「遅めの反抗期」だと思っているのは私の想像です!妄想です!!
違う!と思っている方はそれでいいと思います!
それでも大丈夫な方は、どうぞ↓↓↓
小説にもあるのですが、晴明は15歳くらいまで「晴明」という名前を呼ばれなかったらしいんです。
それはどこかへ行ってしまった、妖の母の言伝でした。
その15歳の頃までの周りの人間は、父親と、父親の旧友で今は師匠・賀茂忠行(母が妖だったことも知ってる)。
きっと周りに同年代の友人はいなかったんじゃなかったのかなーって思いました。
晴明は父親や師匠のような近しい目上の方には迷惑をかけない性格だと思います。
負い目がある訳では無いのですが、「いい子」にしてきて反抗期がなかったのかなぁ、と考えました
ですが晴明が、仕事をし始めよう!とした時
父親は隠居生活で別の地へ
晴明はいきなり一人暮らしになります。
師匠は変わらず近くにいますが、家には自分だけ。
仕事をしてみれば、力は頼るのに出生の事で距離を取る周りの貴族
そして、突然現れた近しい同年代の榎岦斎(かなり馴れ馴れしい)
「ポッ」と現れた馴れ馴れしい岦斎は、晴明の周りには今までいないタイプだったのではないかと思います。
ズカズカと人のパーソナルスペースに入ってくる慣れない鬱陶しい人物に鬱憤が溜まっていき、そのままの感情を岦斎にぶつけてみれば、岦斎の反応は反応してくれたことに嬉しく思って満面の笑みだったのではないのかな
満面の笑みの岦斎が想像できます(笑)
晴明は更に顰めっ面になってそうです(笑)
きっとこの繰り返しで、鬱陶しいけれども周りの貴族のような態度を取らない岦斎に、晴明は救われているのではないのかなと思いました。
感情を受け止めてくれる友人の存在が現れたのが、20歳の頃だっただけ。
だから今、こんなにも顰めっ面(遅めの反抗期)の晴明なのでないかと思いました!
そこに更に厄介な十二神将を使役にしてしまった事で、晴明の中の陰と陽のバランスは崩れるし、一人暮らしから急に大所帯になるし、岦斎は相変わらずだし、仕事場では十二神将の噂は流れているし、その十二神将を奪おうと勝負を挑まれる?し、恋煩いはしているし、若菜には会えないし、若菜との間を邪魔する人もいるし、、、、、
これは情緒不安定になってもおかしくないですね
書き出してみると反抗期だけが理由ではないかも?、と思い直しました(^^;)
あらすじネタバレ
第1話
晴明の周りは、十二神将を使役してから騒々しいです
「十二神将を我がモノに!!」と晴明に勝負を挑む者がいたり
その十二神将とも上手く関係を気づけていなかったり、使役しているだけで気力・体力・霊力までも削られ、疲労困憊です。
そんな中、師匠づてで厄介な命令の手紙が来てしまいます
断れば、師匠にも迷惑をかけてしまう内容。
晴明はすぐに返事を書かず、そのまま気を失うように寝てしまいますが、すぐに橘の邸の使いが夜更けに訪ねて来ました
第2話
橘の使いは、荷葉という女性でした
「姫の若菜の体調が良くなく、見てほしい」と若菜の祖父からの使いでした
晴明はそのまま橘の邸に向かいますが、若菜の声も顔も見ることなく様子だけみただけでした
その際、荷葉も若菜の世話役として傍にいますが、荷葉は晴明を若菜から気持ち的に牽制し遠ざけようとします
晴明は荷葉の牽制に一言も返答はしませんでした
翌日の仕事の帰り
牛車が怪しげな蟹に襲われているところに出くわします
蟹は、突然出てきた十二神将・青龍によって蹴散らされました
青龍は十二神将の中でも通力の強い方に入ります、その強い通力を発揮する為に晴明の気力体力霊力は一気に削がれてしまいました
青龍は、その晴明の為体ぶりに怒気をにじませています。
蟹に襲われていた牛車の乗り主は、例の手紙の主の孫でした
晴明は早々に立ち去りますが、助けられた孫・藤原敦敏は晴明のことを知っていました
第3話
岦斎の元に、十二神将・太陰が訪れていました
伝言の内容は、晴明が仕事を休む件でした(勝手な判断)
岦斎は「いい機会」と言って太陰にこのひと月の彼らの態度について物申します
それに対して、太陰にも他の神将たちにも言い分があると寂しいと思っている感情を岦斎にぶつけます。それはまるで子供の駄々っ子のようでした
晴明は昨日の仕事帰りから気絶するように寝ていました
目を覚ました晴明に、傍にいた玄武は「休む」ように言いますが、橘の邸に行く予定もあり晴明はそれを無視して井戸で水浴びをします
井戸の傍には、怪我をした弱っている雀がいました
最初は無視をしようとしましたが、晴明は札と霊力を込めて雀を救おうとします
最中に玄武は、橘の姫について「どうするのだ」と問います
晴明は「彼女には関わらない」と答えますが、その答えに玄武は不満でした
「十二神将を使役した陰陽師が心を偽るのか」と問い詰めますが、晴明には何も響きません
玄武の言うことにも
太陰の態度にも
青龍の怒気にも
正直うんざりしている晴明
また水を浴び、そのままの状態で出かけようとする晴明を止める玄武に対し、感情のままに玄武に言い返し、邸の門を出た時、昨夜の蟹に襲われてしまいます
襲われ、気がついた時、目に傷を負い、傍には太陰と玄武がいました
晴明は自身の不甲斐ないことに、神将たちからまた「威厳が」「自覚を」と罵声がくるのではないかと思いましたが、聞こえた声は今まできいたこともない、晴明を心配する声でした。
その声に、晴明はビックリしてしまいました
気を失っている間に橘の邸から荷葉が訪ねてきていました。
姫の若菜がさらに体調を崩し、若菜の祖父に頼まれ訪れたのでした
ですが、今の晴明は目に傷を負っている状態。
晴明はこれを気に姫から離れようとしますが、荷葉の態度に不可解を感じたのと、「自分から離れるならまだしも、何故他人に強要されなければならないのか」と苛立ちを覚えます
晴明の邸を出た荷葉は不可解なことを呟き、橘の家に帰っていきました
おわりに
やはりほぼ顰めっ面でした
岦斎は友人思いのいい人ですね
晴明も後を任せるぐらいには信頼もしているようです。
結城先生を追いかけて早15年。
このコミカライズは本当にファンとしてとても嬉しい1冊です
これを気に、私もまた読み返そうと思いました!
50冊、、、、果てないですが、面白いので追っかけはやめられません!笑
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